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【北国オーナー向き】冬季にありがちな給湯器凍結の対処方法

もう3月ですが、まだ寒い時期が続いています。関東地方でも冬は氷点下近くまでいく事も多いので、より北に位置するエリアはより寒いことかと思います。

こういった時期に多く発生するのが給湯器の凍結トラブルです。

凍結と聞くと北国を思い浮かべますが、実は寒さ対策がしっかり整った寒冷地よりも、比較的温暖な地域のほうが、急な寒波の到来などによって凍結トラブルを起こしがちだったりします。

給湯器が凍結してしまうとお湯が出なくなるばかりか、機器の故障や配管の破裂にもつながるため注意が必要です。

目次

凍結の原因と対処法

給湯器および配管内の凍結の原因は次の2つです。

  1. 外気温が0度を大幅に下回った
  2. 配管内の水の流れが止まっていた

気温の問題は当然ですが、問題は②です。

わずかでも水の流れがあれば凍結を抑止できるのですが、空室や長時間の不在など、長時間にわたって水が動かない給湯器・配管内の水は凍結の可能性が高くなります。これを防ぐには、次の2つの方法が有効です。

  1. 給湯器・配管内の水抜き作業をする
  2. 配管に断熱材やヒーターを巻きつける

給湯器には凍結防止用の「水抜き栓」が用意されています。

真冬に退去が発生した場合は、水抜き作業を行なって給湯器配管内の水を抜いておくと安心です。

また、頻繁に外気温の下がる地域の物件・過去に凍結による配管破裂を経験されている物件では、断熱材等による凍結予防をするべきでしょう。

現在の給湯器には凍結予防ヒーターを搭載しているものも多くありますが、給湯器に接続している配管まではカバーできないためです。

実際に凍結してしまったら・・・

実際に凍結してしまった場合の対処法としては、メーカーの推奨は「自然に融けるのを待つ」ことです。

焦って熱湯をかけるなどしてしまうと、急激な温度変化から配管の破損を招くことになってしまいます。専門業者の協力を仰ぐのが買明ですが、早急に直す必要がある場合には、無理はせずぬるま湯やドライヤーの温風などでなるべく時間をかけて対応しましょう。

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1988年11月生まれ。保険会社システムエンジニア→収益不動産会社の営業。奥渋谷、六本木をメインに活動中。収益不動産情報をメルマガで配信中しています。