株式投資

【資産運用】投資でお金を増やすために重要な2つのこと

自分は不動産投資以外にも株式投資や暗号通貨など手広く投資をしていますが、着実に資産が増えてきていることを実感できています。今回は投資でお金を増やすために重要なことについてまとめてみます。

目次

資産を増やす上で大事な2つのこと

大きく、資産を増やすうえで大事なことは以下の2つです。

  1. 余剰資金を最大化すること
  2. 大きな失敗をしない投資をすること

これだけです。この2つが全てと言っても過言ではないかと思います。

ある程度お金の知識がある人にとっては、割と当たり前な話かもしれません。あとは細かくこの2つを達成していくには、どうすれば効率が良いかという事を解説していきます。

難しいテクニックよりも、まず投資金額を増やしましょう

そもそも資産を増やそうとした時に努力するポイントを間違えてる人は多い気がします。

「利回りをあと3%くらい上げられ無いか」や「自己資金が足りない。1度で良いから2~3倍に資産を増やすような方法は無いか」とか。「もう少しおいしい投資方法はないか」や「何か面白みがある投資はないかな」とか。

あるいは、「どんなタイミングで買うのが一番おすすめか」とか「積み立てNISAをやるにしてもいつ買うのが良いか」とか「毎日分散した方が分散になるのか」とか。

結論から言うと、こういった疑問や熱意・努力は、資産が何億円もあるようなレベルのお金持ちであれば考えるべき内容かと思います。

例えば1億円の資産を持ってる人が1%の利回りを上げれば、100万円の差が出ます。10億円の1%であれば1,000万円の差が出ます。こういうレベルであれば、いつのタイミングでやるとより利回りが出るか、と言った考えが重要であることが分かります。

・・ただ、例えば100万円の資産を持っている人が1%利回りを上げたところで、1万円しか変わりません。

投資の世界というのは規模の戦いです。結局のところ、お金を持ってる人がシンプルに強いのです。

そういったわけで、庶民があの手この手とこねくり回して必死に利回りを数%上げたとしても誤差レベルの話なのです。悲しい事に。

それどころか、少しでも利回りを上げようと追い求めていると、かえって失敗することの方が多いのです。利回りを上げるどころか、最初よりも下がってしまった人は数多くいます・・。

残念なことにこれが現実。投資の世界は資産規模の戦いなので、最初の資産規模が小さい間というのは、投資額そのものを増やした方が効率が良いのです。

余剰資産を増やすことの大切さ

余剰資金を最大化することの大切さについてですが、こちらはストレートに表現すると「収入を増やす」ということです。

投資というのは前述の通り、シンプルにお金を持ってる人が強いので、投資が上手な人が運用する100万円と、ヘタクソが運用する1億円であれば、投資のヘタクソが運用する1億円の方が強いのです。

例えば、100万円を年利10%で運用する上手な人と1億円を年利1%で運用する人がいたとします。投資が上手な人は、100万円を年利10%で運用できるとします。

年利10%で運用できるというのは、ものすごく優秀な人ですよね。この利回りで長期間運用できる人と言うのはなかなかいないのではないでしょうか。

まず、そういう投資の優秀な人が100万円を年利10%で運用したとすると、年間で10万円ほど増えるわけです。

一方で、1億円を年利1%で運用する人です。投資対象にもよりますが、年利1%と言うのは割と難易度は高くないというか、投資素人が適当に銘柄を選んで投資しても、この程度の運用利回りは期待できるかと思います。

そして、年利1%で1億円を運用する人は、年間100万円増えます。

結局のところ、投資上手な人が運用する100万円よりも、投資下手が運用する1億円の方が資産は増えます。数の力によって絶対に勝てないということが分かります。

余剰資産を増やす方法

①収入を増やす

利回りの期待値の高い投資方法も大切ですが、何につけてもやはり収入を増やすというのが一番大切です。

世の中には投資だけで暮らしてる人というのがある一定数いるのですが、ほとんどの人は投資以外のことで種銭をつくり、追加で投資に回しているのです。

事業所得にしろ給与所得にしろ、儲けたお金を投資に回していることが大半です。給料所得だけを投資に回して上がったという人も、結局のところ外資系や商社など高所得サラリーマンなケースが多いです。年収1000万前後ある人たちや、もしくはものすごく時間をかけてねコツコツ積み上げてきた人たちなどです。

そういう人達でないと、これらの所得だけではなかなかラットレースからは這い上がれません。純粋に投資のみお金持ちになったという人は、ほぼいないと思われます。

本当に一部の天才だけは、数百万円を元手に何億円・何十億円という資産を築いたという人もちろんいますが、これは本当に一部の天才だけなので、普通の人にはまず無理だと割り切るべきです。兎にも角にも、大切なのは収入を増やすことです。

なので普通のサラリーマンをやってるのであれば収入の柱を太くしたり、副業をするなどで収入の柱を増やしたり、事業をやっているのであればもっと利益をあげていくように頑張るなど、この辺りは人それぞれの環境などに応じて方針を決めていくってことが大切になってくるかと思います。

今の時代は比較的安定したサラリーマンであっても本業の収入を太くするのは難しくなっている時代ですので、副業をするなど、給料だけでなく様々な収入の柱を増やしていくべき時代になっていると思います。

②支出を減らす

次に支出を減らすということです。お金を増やす上で大切な、この余剰資金を最大化する上で大切なことは、支出を減らすことです。

普通は収入を増やすことを突き詰めていければ良いのですが、より現実的なアプローチ方法としては、支出を減らす、つまり固定費を下げようというところ考えていった方が良さそうです。

いきなり「収入を増やそう」「事業をやろう」「副業をやろう」と考えると、ちょっと難しくて抵抗感がありありますよね。

よく言われる、まず簡単に抑えられる固定費ですが、まずは通信費では3大キャリアから格安SIMに変えたりだとか、無駄な保険の契約をしてはいけないなどです。

住居などにしても入居や引っ越し・退去などの費用も抑えられそうな支出です。ぼったくりな家なども買ってはダメだったりなどですね。

自宅の場合には、マイホームを買えば「心が豊かになる」とかそういうこともあるので、金額では一概に言えませんが、数字のところだけで言ったら、一般的には損したり、資産増加の道からは遠のいてしまうということになります。

浪費を減らす

あとは浪費を減らすことも重要です。この辺りは心の豊かさと付き合いながらバランスを考えていったら良いと思います。あまりに生活を切り詰めるのも良くはないので、無理なくバランスを考えて取り組んでいければ良いのかなと思います。

節税する

それから税金を抑える事も考えられる要素の一つです。節税をするためには、第一に確定申告を出来る状況となる事が必要です。

実は源泉徴収されているサラリーマンというのは、税金をものすごく取られています。おおよそ本来の3割ぐらいは手元にわたってくる前に税金で取られていたりします。

それでもまだ実は会社が負担してくれていたりします。会社が負担してくれてる分と合わせたら、社会保険料と合わせて、実質的には約半分くらい税金で取られています。

収入によりますが、だからこそ、この確定申告を出来る状況になることがお金持ちへの道となるわけです。確定申告を制する者は蓄財レースを制すると言っても過言ではないです。

控除を活用するだとか、ふるさと納税を利用するのも良いです。

あとはやっぱり副業をする事も効果的です。事業所得を増やすことで経費を活用できるようになり、結果として社会保険料負担を増やさないで済みます。

もちろん事業規模や継続性などにもよりますが、しっかり事業として成立するぐらいになれば、こういう節税メリットが出て来ます。

この「支出を抑える」とか「固定費を抑える」というのは、やれば皆同じ効果が継続して出ます。だからまずはやってみましょう。一つ一つは小さなことですが、コツコツ積み上げることで大きな成果が出て来ます。

これが守る力であり貯める力です。家計管理の能力というのは、本当に大切です。だからとにかくこの収入を増やすことと支出を減らすという、まずはここから始めていきましょう。

大きな失敗をしない投資をする

投資をしていくにあたっても、この「大きな失敗をしない投資をする」というのがすごく大切です。

投資の世界では、大原則として「生き残ること」が最重要となります。大きな利益を常に得ようとするよりも、大きな失敗をしないことの方が大切なのです。

投資で罠にはまったり、致命的なミスをすると、ゴールが大きく遠のてしまいます。

副業などは、仮に大きなミスをしたとしても、例えば30万円もらえるものが0円になるとか、その程度で済むかと思います。しかし投資の場合は、普通にサラリーマンをやっていれば、お金を持ってなくてもある程度の規模の商品が買えてしまいます。よくある例えとして新築ワンルームの投資マンションを買って、何千万円も借金してしまった・・などです。

投資の世界でこういう罠にはまってしまうと、ゴールが大きく遠のきます。だからこそ投資の世界では、まず生き残るというのが最重要と言えます。

詐欺にあわないこと

新築ワンルームマンションの例を挙げましたが、とにかく投資をするにあたって、まずは詐欺に合わないことが大事です。

一般庶民が投資で得られる利回りと言うのは、だいたい平均で5~6%前後とかその程度のものです。当然、時期が良かったりとか稀に、何年かに1回くらいまぐれ当たりで結構良い案件が流れてきたりとかはあります。

その時は2ケタ以上の利回りの投資案件が回ってくることはありますが、、一般的には普通の人にはそういった案件は回ってきません。

例えば、その投資案件を受けるには、「最低○千万円以上の資金を投資しないとダメ」とか、「別のことでものすごくお世話になったから、ちょっとこの良い案件回す」とかそういうことはあったとしても、基本的にそういうものは回ってこないと思った方が良いです。

通常の運用にしても、2~3%すら他の人よりも高い利回り・パフォーマンスを上げる事はその世界のプロでも至難の業です。それなのに多くの人が短期的に大きく儲けようとすると、そこを詐欺師につけこまれてしまうわけです。よくある話だとポンジスキーム(以下、図を参照ください)みたいなものに遭ってしまうわけですね。

「この案件は年間の利回りが30%!」とか「元本保証です!」とか「安定した配当金が確実にもらえますよ」とか、そういうものに惑わされてしまい、そして、資産を失うわけです。

だから投資をする前に、まず大前提として詐欺にあわないことが大切です。

合法詐欺にもあわないこと

それから合法詐欺にもあわないことも大事です。犯罪としての詐欺ではないけれど、いわば合法詐欺みたいなものです。

例えば銀行窓口で販売しているような外貨建預金とか投資信託・保険商品・土地活用みたいな商品は、本当に高い手数料を取られるだけなので全部不要です。

保険会社の商品にもあまり利用すべきものはありません。とくに貯蓄型の保険はすべて不要です。

個人年金保険やら外貨建保険やら養老保険やら・・と、商品はいっぱいありますが、これらは投資としての部分が含まれています。必要な保険というのはそもそも保険の機能さえ備わっていれば良いはず。

必要な保険というのは、ずばり、掛け捨ての生命保険です。掛け捨ての生命保険と火災保険と、自動車に乗っている人は自動車保険と、またオプションで自転車保険など諸々込みで、月々1万円いかない程度で済みます。

保険は保険。投資は投資。貯金は貯金。ちゃんと全部分けて考えないといけません。

一緒にしてしまうと、不当に高い手数料を取られてしまうということです。

分けて考えることが大事です。保険でお金は増えません。保険金でお金が増えるのは、保険会社だけです。

保険に入った人が儲かるということは基本的にないので、どうせ保険でお金を増やしたいのであれば、ちゃんと投資は投資と切り分けて考えて、ちゃんとした投資商品にお金を回した
ほうが俄然増える可能性が高いです。しっかり目的を分けて考えましょう。

伝統的な資産に投資する

インデックス投資

一見地味でも、時間を味方にして少しずつでも着実に増やしていってくれるのはそういう可能性の高い投資ですね。

「例えばそれは何か?」と言われたら一つのモデルケースでいえばインデックス投資です。

世界全体なのかアメリカに集中するのか債権なのかとか、種類は色々あると思いますが、世界全体であったら例えばVT(バンガード・トータルワールドストックETF)などで、投資信託を買うのであれば、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)などがおススメの投資先です。

それからアメリカに集中したいというのであれば、VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)やVOO(バンガード・S&P500ETF)といったものを買っていくのがおススメです。

アメリカ集中型で高配当株狙いであれば、HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF)とかVYM(バンガード・米国高配当株ETF)とか、SPYD(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)などが、パフォーマンスの良いETFとしておススメです。

債券ETFであれば、BND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)とかAGG(iシェアーズ・コア米国総合債券ETF)などに投資すると良いのかなと思います。

ここで、「高配当株か成長株、どちらの投資がおすすめか」という疑問がわいてくるのですが、その人の目的によって変わってくるので、一概にどれが良いとは言えません。なので、これらの投資商品は、一つの参考程度にして考えた方が良いかなと思います。

中古戸建不動産投資

自分も取り組んでいるのですが、中古戸建不動産もおススメです。中古の一棟アパート・マンションの方がより良い事もありますが、最初に勧める不動産投資の種類という意味では中古戸建てはおススメです。比較的、不動産投資としては金額も小さいですし、相場よりも安い物件が出て来やすいです。

まとめ

改めて投資でお金を増やすために重要な2つの事は、

  1. 余剰資金を最大化すること
  2. 大きな失敗をしない投資をすること

以上です。

無駄な支出をなくして家計の負荷を下げながらも、こういった投資により少しずつ買い増していき、さらに副業や不動産投資などで資産形成を加速させたら、より一層資産を増やしていけるようになるという流れです。

世の中には他にも様々な種類の投資商品がありますが、先ほど紹介してきたこれらの投資だけで十分かと思います。

支出を減らすというのは、ある程度で良いとは思いますが、最低限伝えているような固定費部分は、一回下げる仕組みを整えておくだけでずっと下がります。精神的な負荷もほとんど
かからないものが多いと思うので、その辺は最初にしっかりと取り組んでおくべきことかなと思います。

もちろん、人生のバランスも大切です。資産形成は大切な事ではありますが、人生は「どれだけの資産を築けたか」を競うゲームではないので、心を豊かに生きることが出来ればそれが一番良いです。なので、時には心を豊かにする浪費っていうのも大切です。

ただ、浪費ばかりしてお金が手元にないと、突然の事態などでお金が必要になった場合などで、いろんなことを我慢しないといけなくなってしまうので、結果的に心が貧乏になってしまいます。

そうなると結果として幸せにはなれなかったりするので、だからこそバランス浪費と資産うんよはバランスが大切かと思います。

だから「家を買っちゃダメ」とか「車を買っちゃダメ」「贅沢しちゃダメ」とかそんな事を言っているわけではありません。

たまに他の人がこういった記事を見かけると、コメントに「こんなに固定費を下げて人生何が楽しいんだ」とか「私はこんな我慢をし続ける人生は嫌だと思いました。」みたいな感想を見かけます。

それはもちろんその人の選択だったり価値観なのですが、本当に伝えたいことは、そういう何もかもを我慢してお金をとにかく貯めようと言うのではなく、「心を豊かに生きよう」という話です。

そのためには浪費も必要だけれど、でもやっぱり支出のコントロールも必要だという事を記事全体を通して伝えているので、原則を理解して投資で資産形成をしていく上での参考にしていただければと思います。

ABOUT ME
matsud0
1988年11月生まれ。保険会社システムエンジニア→収益不動産会社の営業。奥渋谷、六本木をメインに活動中。収益不動産情報をメルマガで配信中しています。