投資全般

WealthNavi(ウェルスナビ)とは?評判と登録方法

ロボアドバイザーで最も人気があるWealthNavi(ウェルスナビ)。

しかし「運用成果はどの程度?」「どのような銘柄で運用しているの?」と疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

結論から言って、ウェルスナビは非常に簡単に始める事ができるので、投資初心者におすすめです。

今回は、実際の運用を参考にしながら、組入れ銘柄やパフォーマンスはどうなっているのかを解説していきます。

目次

ウェルスナビとは

ウェルスナビは、サービス開始から2年8か月で預かり資産1,400億円を突破している、ロボアドアドバイザーで一番人気があるサービスです。

預かり資産、運用者数ともに1位で、朝日新聞やNHKなどさまざまなメディアにも取り上げられています。

最低投資額は10万円。毎月同じ額を積み立てる「自動積立」なら月1万円から投資可能です。手数料は預かり資産の1%(年率)、3000万円以上の分は0.5%とさらに安くなります。

「ほったらかしで運用できる」「簡単に分散投資」できると評判が高いロボアドバイザーです。

リスク許容度

投資におけるリスクとは「危険」という意味ではなく、「不確実性」のことです。値動きの幅が大きいほど「リスク」が高いといいます。リスクが高いほどリターン(収益)も大きくなります。

つまり、リスク許容度とは「どの程度の損失に耐えることができるか」ということです。リスク許容度が高いほど、株式などのリスクが高い資産を多く組み入れることになります。

ウェルスナビではリスク許容度を1(リスク小)~5(リスク大)の5段階に分けています。

ウェルスナビの投資対象

ウェルスナビは、地域・資産ごとの特性や、ETFを通じて長期投資が可能かなどを考慮して、以下の7つの資産のETFを運用対象としています。

  1. 米国株(VTI)
  2. 日欧株(VEA)
  3. 新興国株(VWO)
  4. 米国債券(AGG)
  5. 物価連動債(TIP)
  6. 金(GLD)
  7. 不動産(IYR)

以上、7つの資産をリスク・リターンで並べると、以下のようになります。リスク許容度が高いほど、米国株や新興国株の比率が上がります。

ウェルスナビのメリット

ウェルスナビの信頼性

預かり資産や運用者数が1番多いというのに加えて、みずほフィナンシャルグループや三菱UFJキャピタルなど大手金融機関・ベンチャーキャピタルによる出資を受けています。

また、多数のパートーナーと提携していて、ウェルスナビのサービスが広がっていて始めやすいのもメリットです。

米国ETF(上場投資信託)に気軽に投資でき、リバランスも自動で行ってくれる

ウェルスナビ最大のメリットは、全自動で運用して貰える手軽さ。

全自動という事は、スタートはもちろん、市場を見てのリバランス(ポートフォリオの組み直し)も勝手にやってくれます。

ウェルスナビは、流動性が高く低コストの米国ETF(上場投資信託)を毎月自動的に買付してくれます。2,000本以上のETFが米国市場に上場しているので、その中から厳選された7種類のETFに投資できるという安心感があります。

そして、ETFは各国の株式をカバーしているので、最大で世界50ヶ国、約1万1000銘柄に分散投資しているのと同じ効果があります。

また、常に最適なポートフォリオ(資産配分)になるように、値上がりした銘柄を売って、値下がりした銘柄を買うリバランスも自動で行ってくれます。

DeTAX(自動税金化サービス)

DeTAX(デタックス)は、ウェルスナビ独自のサービスです。

分配金やリバランスから生じる税負担が一定額を超えた場合、含み損の出ている銘柄をいったん売却して損失を確定し、すぐに買い直します。

そうすることで含み損を実現して税負担を繰り延べる機能です。

DeTAXにより、0.4~0.6%程度の税金負担が軽減されるので、運用手数料1%よりも実質上のコストは少なくなります。

マネーフォワードにも対応!

ウェルスナビは、資産管理サービスのマネーフォワードとも連携しています。

マネーフォワードでウェルスナビとデータ連携をしておけば、マネーフォワードアプリ上でいつでもウェルスナビの残高を確認できます。

ウェルスナビのデメリット

元本保証ではない

ウェルスナビは、主に株式に投資する金融商品なので元本保証ではありません。いくら優れた投資方法で長期投資を行ったところで、赤字になるときはなります・・。

ただ、ウェルスナビは10年以上の長期投資を前提としたサービスです。

短期的には損失が出る年もありますが、株価が大きく下落したリーマンショック(2008年)前からのシミュレーションもあり、金融危機を経験しても保有期間を長くすれば、利益がでる可能性が高いことがわかります。

短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な視点で運用を行いましょう。

そのためには生活費などとは別の余剰資金で投資することが重要です。

一気に大金は得られない

ウェルスナビは長期に、安定的に収益を出し続けることを目標に投資先が設計されています。

そのため、FXや仮想通貨のように一気に大金を得るようなことはできません。

もちろん、株価が上がれば利益は徐々に増えていきますが、一夜にして2倍、3倍ということはありません。
「一気に資金を得たい」という目的であればウェルスナビは不向きな投資先と言えます。

ウェルスナビの倒産リスク

ウェルスナビが倒産した場合は、運用がストップします。

ただ、ウェルスナビは自社の資産と顧客の資産を明確に区分して分別管理をしています。そのため、ウェルスナビが倒産しても資産は保護されます。

また、万一分別管理に不備があった場合でも。日本投資者保護基金により1000万円まで補償されます。

ウェルスナビの評判まとめ

今回は、ウェルスナビにおける実際の運用を元に解説してきました。組入れ銘柄の特徴や資産配分がよくわかったのではないでしょうか。

実は、分散投資は下げ相場の時に効果を発揮します。銘柄の分散、時間の分散でリスクを抑えることによって、損失を軽減させることができるからです。

人が運用していると、相場環境に影響を受けて、予定通りに運用を行うことが困難な時もあります。特に、株式市場が下落してパフォーマンスが悪化すると迷いがでます。ですから、ロボアドバイザーに任せて、機械的な運用を行っていくことが大切です。

ABOUT ME
matsud0
1988年11月生まれ。保険会社システムエンジニア→収益不動産会社の営業。奥渋谷、六本木をメインに活動中。収益不動産情報をメルマガで配信中しています。