MATSUD0です。
渋谷の不動産屋です。
最近は本当に不動産に対しての融資が厳しいです。
スルガ銀行によるかぼちゃの馬車事件以降、主だって良い話が出て来ないです。

また不動産融資に関して、SBJ銀行の担当者にネガティブな話を聞いたので、情報展開です。
エンド客向け融資を実質ストップ
ヒアリング元はSBJ銀行 東京支店。タイトルの通り、エンド客(不動産業者ではない一般のお客様)向け融資を実質的にストップしていました。
今年の5月より本格的にストップ
今年の5月から融資の最終判断を下す役員の方2名が総入れ替えしたようです。
今までの役員の方はわりと勇士に対して積極的だったのですが、今回のお2人は融資に対してかなり厳しいようです。
銀行の部署に関してそんなに詳しくないですが、役員級の方が渋いという体制をとっている以上、しばらくはこの状態が続くのではないかなと思われます。
業者からの紹介なら可能性が…あるかもしれない?
では、全くもってエンドの方は融資をしてくれないのかというと、完全には言い切れないとのことでした。
どういうことか?
紹介元の不動産業者をしっかり調査した上で、信頼に足る業者であれば、紹介という形で融資テーブルに乗るかもしれない。
…との回答を得ました。
じゃあ、調べてもらって承諾もらって紹介すれば良いのではないか?
とも思ったのですが、聞いてみるとこの調査というのがめちゃめちゃ厳しいらしいのです。
会社謄本・3ヵ年分の決算書類は当然のこと、社内規定、労務管理書類、従業員構成表、、etc…。
色々あって聞き取りきれなかったのですが、無駄に大量の聞きなれない書類があったり、担当者も把握しきれていないレベルにあるようでした。

なんだか、紹介経由で審査に乗ると言っておきながらも、実質的にはていの良いお断りな印象を受けました。
本当に規模の大きく、労働環境も恵まれているような大手不動産業者さんであれば可能性があるのかも?実在しているかは不明だけれど…。
不動産業者へは継続中
不動産取引などを“業“として行っているような不動産業者や、そこを親会社としたようなの関連企業…といったところには今まで通り融資を継続中とのこと。
まとめ→市況の回復を待ちましょう
SBJ銀行も、実質的に不動産投資に対しての融資をストップしてしまいました。
不動産への融資こそが金融機関の大口の融資先のはず。
「代わりにこの程度の金額の融資先があるのですか?」と尋ねたところ…
「ないです(;_;)」
との回答でした(笑)。恐らくSBJ銀行も昨今の、金融機関の不動産投資事故を受けてかなり慎重になってしまっている印象を受けました。
このままではSBJ銀行自体も経営不振になりかねないはずなので、きっとこのままの融資しめつけは続かないはず。。
まだまだ融資は厳しい状況ですが、やまない雨はない…。もう少し状況が良くなるのを待ちましょう。
