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梅雨シーズンの到来
梅雨シーズン到来ですね。本日は関東地方はずっと雨でした。気象庁によると今年の梅雨はエルニーニョ現象の影響で昨年に比べて梅雨の期間が3週間近く長引くそうです。
出展:気象庁
昨年は梅雨に入ったと思ったら既に終わっていた…という感じだったので、今年のような梅雨の方が例年通りな感じかと思います。
個人的には梅雨は好きではないですね…。Uber Eatsで気分転換することもできないので、ひたすら事務所で事務作業ばかりしていました。

梅雨のシーズンは雨だけでなく湿度もかなり高くなり、平均よりも30%近く高くなるようです。湿度の高い状態は暮らしの不快指数を高めるだけでなく、不動産にもカビなどのダメージをあたえてきます。
カビをめぐってトラブルも…
「たかがカビじゃないか・・・」と思うことなかれ。建物内部からカビが生えてきたことによって賃借人とトラブルが発生した!ということもよく起きるみたいです。
「カビが発生したので入居し続けられない!」だとか「室内のカビを除去してほしい。その間のホテル費用は負担してほしい」だとか。簡単にネット検索するだけでも結構出てきます。
支払う必要があるのか、入居者に責任があるのか。この辺りはケースによって対応が様々なようですが、極力こういった面倒なトラブルは避けたいところ。
不動産王の皆様は、どのように梅雨対策をすべきでしょうか。オーナー様からきいた話や、有効な梅雨の湿度対策についてまとめてみました。
賃借人へ注意喚起する
お風呂の使い方がエグい人(換気扇一回も使ってないレベルでカビだらけにしちゃう人)がたまにいるので、換気扇スイッチカバーにテプラ12mmでこの文言を貼るようにしてる( ^ω^ )
12mmならワイドスイッチカバー横にもジャストサイズだからオススメよー☆ pic.twitter.com/ZVCO6ddEht— コウ@不動産×ガス会社経営 (@kouhei7) 2019年6月13日
一番シンプルな対応策です。
張り紙をするも良し。事前に換気扇スイッチに案内シールを張るも良し。
一棟マンション・アパートの場合には、各お部屋へのチラシ投函や共有スペースへの掲示などをすることで入居者の意識が高まれば、カビ発生のリスクも抑えられます。(入居者に対してカビが発生した際の、オーナーへの責任転嫁を回避できるといった効果もアリ)
また、エアコンそのものに発生するカビもトラブルの元凶です。清掃不足によるカビによってエアコンが故障しないように、「カビによる冷暖房効率の低下や、健康への悪影響」についてもカビ対策通知に盛り込むのも良いでしょう。
除湿器の貸し出し、提供
オーナー様によっては、除湿器をデフォルトで室内に事前配布していらっしゃる方もいるようです。
事前配布することで、除湿する意識づけと同時に入居時の満足度まで高められるという戦略・・・。さすがセミプロ大家さんと言ったところです。
「調湿機能」付きクロスの導入
漆喰(しっくい)や珪藻土には湿度を調整する「調湿機能」があります。
お風呂場に珪藻土マットを引いている方も多いのではないでしょうか。私も敷いています。
まさに今のような梅雨シーズンは湿度が高めで乾きづらくなっているので、二つ用意して隔日でローテーション使用しています。
さて話を戻して、最近では特殊な加工によって漆喰等と同様にこういった「調湿機能」を持たせた壁紙やクロスが登場!湿度が高くカビが発生しやすい部屋に、このような調湿機能を持ったクロスを事前に導入して予防するのも良いかもしれません。
先手先手でリスクに対応できるのは、出来る大家への第一歩です。こういった対策は、入居者に対しても好印象ですし、建物の構造に盛り込むことで、資産性の評価アップにもつながるかも・・?
併せてエコカラット(LIXIL社)などはじめとした高機能な建材を導入すれば、調湿効果もアップ!見た目もおしゃれに仕上がるので、湿気対策だけでなく空室対策としても効果が期待できます。(広告ではないです)
まとめ
梅雨シーズンの湿気対策一つとっても、オーナーが取れる対応策は色々ありますね。
余談ですが、自分は保有しているボロ戸建は今のところ特段対応しておりません(苦笑)。梅雨が明けたころに防サビ機能を搭載した特殊塗料で外壁塗装しようと思っています。
梅雨シーズンに入ってしまってからではちょっと対応が難しいものもありますが、張り紙や通知のお手紙位は対応できるかと思います。
来シーズン以降はこういった事前対策で入居付けや建物価値温存できるよう、努めていきましょう!