地銀の中では比較的積極的に不動産投資ローンを出してくれる千葉銀行について、金利、融資期間、自己資金割合などの融資条件についてまとめてみました。
目次
千葉銀行とは
千葉銀行は千葉県千葉市中央区千葉港1-2に本店を持つ、千葉県最大手の地銀で、地銀単体としての総資産では、横浜銀行に次ぐ規模を誇ります。
従業員数は4,000人以上で、千葉県の地銀ながら、新宿や秋葉原、恵比寿などにも支店があり、都心部でも条件さえ合えば積極的に投資用不動産に対しての融資を検討してくれます。
融資対象エリアは?
先に書いたようにメインの融資エリアは千葉県、東京都になりますが、埼玉県南部でも取り組み事例を聞いたことがあります。
また地銀融資ルールにのっとり、借入希望者の住居が支店営業エリア(千葉県、東京都)にあることが必要条件となります。法人での取り組みの場合にも、実店が存在する事務所が該当エリアにあることが条件になるようです。
融資期間は?
最短1年で、最長は35年です。借入者属性にもよりますが、一般的には法定耐用年数に準ずる期間での融資年数になるかと思われます。
ただ木造の場合、法定耐用年数は22年ですが、築浅や好立地等のプラス評価の出る物件であれば20年後半~30年近く出る事もあるようです。
金利は?
こちらも物件と個人属性によりますが、一般的には1%前半~2%前後辺りになります。ただ、物件の築年数や借入者の投資実績などによっても変動し、場合によっては3%に迫る金利水準もあるようです。
評価基準は?
積算評価が最も重視されますが、並行して収益性も見るようです。
収益性については、満室想定利回りと、現況利回りの二点を見ます。満室想定利回りがたとえ高くとも、現況が空室だらけで収益性が低いと評価が伸びずらい傾向があります。
融資を受け付けない物件条件は?
再建築不可、借地権物件、シェアハウス、旧耐震、エリア外などは融資テーブルに載りません。こちらについては一般的な地銀と同様の条件です。
既存不適格案件は、最後の砦である「三井住友トラストL&F」へ持ち込みましょう。
自己資金割合は?
条件が良くとも、おおよそ1~2割程度+諸費用分の自己資金が必要になる事が多いです。ただ、過去取引がある(長い)、自己資金が潤沢にある、担保評価が高い、安定した収益性が見込まれる・・・などの高評価となれば、フルに近い融資もでるという話も。
ケースバイケースにはなりますが、一般的にはフルローンはまずないと考えて良いかと思います。
その他
2019年6月現在は、不動産投資全体的に融資がかなり渋い状況となっています。
千葉銀を含む地方銀行も例外ではなく、渋くはなっており、おそらく新規での融資取り組みはかなり難しい状況かと思われます。
金融庁の目が厳しい今出来る事は、口座を開設し、預金を増やし、融資の渋い冬が明けるまで待つことかと思います。
既に取り組み出来る状況の方は、上記内容を参考に、融資チャレンジをしてみてください。