MATSUD0です。
今回は保証会社、連帯保証人の重要性について書いてみます。
実質は、前回の「私の住宅要求について思うこと」の2つ目みたいなのもです。
借り主の要求に「保証会社や連帯保証人はオーナーが負担すべきだ!」という、なかなかな要望があったので…こういった背景がなぜあるのかを書いてみます。
目次
保証会社、連帯保証人の存在意義
保証会社+連保人の件
先ず、
①保証契約に連帯保証人をつけるケース
②賃貸借契約に連帯保証人をつけるケース
③その両方のケース
があるその理由
・それぞれ借主・連帯保証人の信用補完
・借主本人への信用不安
・連帯保証人の信用不安を貸主、保証会社が担保したい#私の住宅要求 https://t.co/tOpPcbL8Y1
— 不動三也 (@fudoumitunari) May 23, 2019
簡単に言うと、借主側の家賃滞納等の未払いリスクを回避するものになります。
保証がないと、現状の日本にある借地借家法という借主有利の法律があるので、法的に問題無いようにこういったリスクを回避するため、保証会社や連帯保証人を契約時に加入・付与してもらう事が多いです。
借地借家法はかなり強力な法律で、たとえ借主が家賃を滞納していてもすぐに追い出すことが出来なかったり、罰則がなかったりと、かなり借主に有利な法律です(苦笑)。
大家さんとしてはこういう事態を避けるためにも、上記保証は極力加入しておく事をオススメします。
保証会社、連帯保証人費用を負担すべきはどちら?
これについては、本来は受給バランスに合わせた形で負担する方を決めるのが良いのかなと思います。実際のところは入居者、つまり借主に入居時に負担してもらうことが多いです。
オーナー側がこれを負担する例といえば、サブリース契約ですね。本来入ってくる賃料から1割~2割程度をサブリース会社に入れることによって、空室分の家賃まで補ってもらう制度です。
空室じや家賃滞納リスクを、サブリース会社が肩代わりしてくれる分、毎月入ってくる家賃から入って割合をそのサブリース会社へ支払うという仕組みです。
ただ、賃貸需要の高いエリアだとサブリースを入れることは、本来入ってくるはずの家賃からだいぶ差し引かれてしまうことになるので、あまり得策ではないです。
結論から言うと、賃貸需要の高いエリアでは借主負担で保証会社に加入してもらい、需要の低いエリアに関しては保証会社をつけないで入居してもらう形で必要に応じてオーナーの方で付けることになるのかなと思います。
まとめ
結局のところ、「私の住宅要求」に挙がっている「保証会社費用はオーナー側が負担すべき」だとか「保証会社に加入したのに連帯保証人を付けないといけないのはおかしい」といった要求は…だいぶ見当違いな要求です。
賃貸需要の高い所では同時加入が条件という所もありますが、需要のそんなに高くないところでは加入義務のないところだって沢山あるのです。
条件の厳しいところにフォーカスして、借主優位な要求をするのではなく、自分の要望に見あった分相応な物件を選んで貰いたいところです。