※こちらは2018年11月に書いた記事になります。
11月17日に受けた二級小型船舶免許試験の結果が出ました。

結果は、無事に合格!
翌週には免許証が発行されて、郵送されてくるようです。
手元に免許証が届いたら、晴れてクルーザーの運転ができるようになります。
目次
二級小型船舶免許を取得したら出来ること
二級小型船舶免許とは、読んで字のごとく「二級」の「小型船舶」免許です。
二級と一級の違いは、航行区域の制限の有り無しです。
二級は、海岸から約9kmまでの範囲で操縦できる船長免許です。釣りやモーターボート等のマリンレジャーを楽しむレベルではこちらで事足りるかと思います。
「小型船舶」とは、総トン数20トン未満、及び長さ24m未満で一定基準の船舶です。水上オートバイやジェットスキーは含みません。沿岸での釣りをメインとしての利用目的であれば小型船舶で十分です。
参考に、小型船舶で乗れる船はこんな感じのものがあります。
結構立派そうなものまで割と小型船舶免許でカバーできてしまいます。
こんなのに乗って東京湾や隅田川あたりをクルージングしてみたいですね。

二級小型船舶の受験難易度は?
自分が受験した時の勉強時間や勉強方法などを書いてみます。
参考になれば幸いです。
座学
いわゆる筆記試験です。
問題はマークシート形式で、以下のように合計50問出題されます。
- 小型船舶操縦者の心得及び遵守事項:12問
- 交通の方法:14問
- 運航」から24問
各ジャンルごとに最低でも半分以上正解すること
かつ
全50問中33問以上正解することが必須条件となります。
これだけ聞くと、まぁまぁ難しそうな印象を受けるかと思います。
ただ、実際難易度は…割と低めです。
YAMAHAなどが主催する免許取得講習というものがあり、
- 学科試験(座学)対策:1日
- 実技試験対策:1日
- 試験日:1日
というカリキュラムになっていて、試験対策講座をしっかりと聞いていれば、後はもう一回さらっとテキストを見返すだけで結構いけます。
テキストとは別に、過去問題や問題集といったものも配布されます。
それには全く手をつけず挑みましたが、、大丈夫でした(笑)。
一応のところ、その配布された問題集からほぼ全ての問題が出題されるということなので、
- テキストを一通り読み返す
- 問題集を一通り取り組む
これらをやるとほぼ満点が狙えるかと思います。
ちなみに自分は座学講座の後にテキストを読み返すだけで500点満点中の400点でした。
別に自慢とかそういうことでも何でもなく、おそらくちゃんと読み返せば行けるはずです。
例えば遵守事項に関する問題などは以下のような感じです。

航行中の船舶から落ちた時の対処法に関する問題の抜粋です。
なんとなく試験対策してなくても、おおよその常識の範囲内でも対応できてしまうものが結構多いです。
「交通の方法」に関するジャンルの問題も多少暗記しないといけないレベルの問題があるのですが、座学とは別に行われる実技試験の方で、実際に船に乗って海上を走るので、その時にやる内容と被ってることが結構あります。

一部、上記のように暗記してないと解けないような問題も出てくるので、この辺は復習が必要です。失点するのはおそらくこういった暗記系ジャンルかと思います。
このあたりは試験対策講座を受けてると、「ここテストに出るかも」などアナウンスしてくれたり、覚え方を教えてくれたりします。(そして結構わかりやすいです)
後で読み返しに苦戦しないためにも、講座は集中して真面目に受けておいた方が後々になってから楽です。
「運航」に関する問題もわりと常識の範囲内で解ける問題が多いですが、こちらはちょっと覚えとかないと解けない問題の割合が多めな印象でした。

暗記系も多いんですが、先ほどの様に自分の中で「普通に考えたらこれだろな・・」という判断で選んだ回答が間違っていたりなど、個人的にはちょっと苦戦しました。
これも多分講座の中で覚え方だとか対策方法だとかを教えていたなと思いますが、授業の後半なので多少意識が朦朧としていたところがあったようななかったような・・(笑)。
試験まで時間がないけど、でも全部は解いていられないという時は、運航ジャンルから学習した方が良いのかなとか思います。
実技試験
運転試験です。実際にクルーザーに乗って試験を行います。

試験で使用した船です。このような感じのクルーザーに乗っての運転試験です。
おそらく定員は6人くらいの規模感でしょうか。
試験は、
- 乗船前の備品確認
- 船体の点検
- 紐の結び方
- 船の発進、後退、方向転換、蛇行運転、停止、人命救助、着岸、離岸、ロープの係留、解らん
をやります。
言葉で書くと結構難しそうですが、乗る前の点検と実際に乗った時の運転方法についての一通り基本的な動作ができるかを見る試験です。
これも実技試験を真面目にやってれば合格できるかと思います。
実際当日試験を受けた約20人のうち、ほぼ全員受かっていました。
(一部、落ちたのか試験免除だったのかは分からない人がいましたが、、)
たまたま自分の講習の担当となった教官が割とスパルタ教官だったので、いやがおうにも真面目に取り組むしかなかったというのはあるかもしれません。(苦笑)
とはいえ講習から試験日まで1週間程度の時間が空くので、その間に忘れてしまう可能性も十分にあり得ます。
自分はそんな時、YouTubeを見ていました。

「二級小型船舶 実技」などで調べると、わらわらと動画が出てきます。
今は分からない事はググったり、YouTubeで調べたりするとわかりやすい解説動画がたくさんあったりするので便利な時代になりましたね。
古臭いアニメーションのシュールな解説動画がきっと候補の動画として出てくると思うのですが、これが意外にも結構わかりやすいので、直前の思い返しの際にはおすすめです。

「青木ボート免許スクール」というシリーズ動画です。参考URLもお付けしておきます。
シュールな動画にずっとニヤニヤしながら見返してました。(笑)
あと実技試験では、ロープの結び方についても出題があります。
試験会場でボートと停泊地点とを結ぶロープアクションや、物と物とを繋ぐ結び方など、全7種類のうち1種類を即興でやってみせる試験があります。


- まき結び
- もやい結び
- クリート止め
- いかり結び
- 本結び
- ひとえつなぎ
- ふたえつなぎ
この7種類の中からランダムで一つ出題されます。
クリート結びは実技試験の船を留める作業の中で必ずやるので、クリート結びを即興でやれと言うような出題はされないようです。
3人一組で試験を受けるのですが、自分は”いかり結び”を指定されました。
他2人はもやい結びとひとえつなぎ。
正直、7種類の中ではいかり結びが一番面倒くさい結び方(結びの途中に”もやい結び”も出てくる応用的な結び方)でしたが、これもYouTube動画で前日の夜にしっかりと勉強していたのでバッチリでした!!
配布されるテキストにも手順を追った結び方の説明があるのですが、やはり結び方のようなものこそ、動画で見るとさらに分かりやすいです。結び方は動画での勉強がおススメです。
まとめ・感想
二級船舶に関する試験については以上です。
自分が試験を受けたのは2018年11月のことだったので、記事を見られる時には多少の変化はるかもしれませんので、参考程度にとどめて頂ければと思います。
また実際にクルーザーをレンタルして乗った時には記事にまとめていきます。また、取得した免許証は公的身分証明書としても便利だという記事もあるので、併せて見てみてください。
