どちらかというとお客様ではなく不動産屋が準備するためのリストですが、メモがてら記載します。
目次
1.販売図面(物件概要書)

物件についてのおおよその情報をつかむための資料です。
物件の所在地や金額、最寄り駅と土地や建物の広さ、
総戸数など…これを見れば内容をスムーズに把握できます。
資料の一枚目に仕込んでおくと良いです。
2.重要事項説明書、売買契約書

取引対象の不動産や契約内容の詳細をまとめた資料。
これを元にして宅建私が物件や契約内容の説明をします。
各資料に署名捺印をして契約が完了となるため、コレがないと契約できません。
3.地図

物件の所在を示すものです。
所有者の情報が一目で見える住宅地図が望ましいですね。
4.構図、建物平面図、地積測量図、各階平面図など

物件の敷地面積や建物の広さ、間取り・方角などをここから読み取ります。
A3サイズの用紙で用意しておいた方が見やすいかも。
5.評価証明書

固定資産税額や建物の担保評価を出す際に必要となるものです。
基本的には売主さんしか取得できないので、無い場合には売主さんもしくは物元業者さんにお願いしましょう。
6.土地建物全部事項証明書(登記簿謄本)

建物の現所有者から過去の所有者情報、購入にあたってどれだけの融資をどこの金融機関から限れをしたかなどが分かる資料。
法務局で取得可能です。
ちなみにこれは自分が保有している物件でなくても取得可能。
ディズニーランドや国会議事堂の登記簿謄本も興味があればぜひ(?)取得してみてください。
7.レントロール賃貸状況一覧表

アパートやマンションなど投資用物件の場合、賃借人の入居状況や賃料管理費・契約期間を一覧にまとめておきます。
契約の段階では買主はまだ所有者ではないので、プライバシーの観点から入居者の名前などは伏せておきましょう。
8.ランニングコスト一覧表

共用部の電気代・水道代・インターネット代や清掃費など、毎月の主な経費
や
固定資産税や消防点検費など、年間の経費などもまとめておきましょう。
9.管理会社との契約書

現在継続中のものがあれば管理会社との契約書も必要です。
管理会社のサービス内容やサービス料金について記載されています。
10.賃貸借契約書

レントロールとは別の角部屋ごとの賃借人との契約内容が記載されているものです。
11.隣地要約書
土地売買や戸建て一棟マンション、アパートなど土地がついている物件については、周辺の所有者の情報などがあると便利なケースがあります。
前面道路が位置指定道路の場合には通行掘削の承諾が必要だったりするので取得しておくと後々役立つでしょう。
12.土地境界図
隣地との境界を確認するときに使います。
隣地との境界が確定すると、物件の土地面積が正確に分かりますよね。
新たに建物を建てるときや、売却時に役立ちます。
13.修繕履歴
中古物件の場合、築年数にもよりますが、
定期的な修繕をしているかどうかで物件の状態は大きく違います。
オーナーに愛されている物件は築30年経過していても経年を感じさせない外観だったりする一方、
築20年でも使い方が粗く・定期修繕を行っていない物件はボロボロだったりします。
修繕履歴は建物を見る際には重要な資料と言えます。
屋上防水工事や外壁塗装などの建物全体に対しての大規模な修繕から、
「201号室の壁紙を張り替えた」などの小規模のものまでありますが、
分かる範囲でまとめておくのがベターです。
15.物件写真
外観はもちろん、オーナーチェンジの物件でも室内の写真があると良し。
共用部の設備や、夜間の写真あたりもあるとベスト。
16.募集図面
入居者募集のマイソクのこと。
個別の部屋の概要書のような情報としても使えるのであると便利です。
実際の契約の場で使う機会は稀ですが、
引き渡し後の管理の際には参考となる良い資料なのであると喜ばれます。
17.その他資料
プロパンガス会社の契約書、告知事項、インターネット利用規約、前面道路通行掘削承諾書、ハザードマップなどなど、、
その物件ごとに必要な資料を用意しておきましょう。