不動産

【告知あり】事故物件を敬遠するのはもったいない話【賃貸物件探し】

MATSUD0です。不動産屋です。お世話になっております。

今回の告知事項に関する記事は、賃貸物件を探している方向けです。暇つぶし程度に読んでいただければ嬉しいです。

1~3月は賃貸物件の入退去が多くなる時期ですね。いろいろとお問い合わせをいただきます。お客様より様々な条件を聞きます。

  • バストイレ別が良い
  • 築年数の新しい物件が良い
  • 駅から近い物件が良い
  • 敷金・礼金が不要が良い
  • 予算○○円以内で

2~3件、色々な不動産屋さんを回った挙句にたどり着くお客様も多いので、条件がシビアな方が多いです。賃貸物件を色々見ている皆様なら言わなくてもわかると思いますが、良い物件はお家賃が高いのです。安さと良さを兼ね備える物件はなかなか見つかりません。

よくある流れとしては、

  1. 予算度外視で理想の条件を挙げて物件を探す
  2. 予算内では理想の物件がないという現実に直面する
  3. 理想を下げていく

かと思いますが、この③の段階で、ごくたまに「ある一点」を除けば予算も条件も見合う物件が登場したりします。それが、告知事項あり物件です。

「告知事項あり」とは。

たまに出てくるこの「告知あり」物件。事故物件などと紹介されることもあるこの条件ですが、内容はマチマチです。

よくすぐに脳内イメージがわいてくるのは「以前住んでいた人がこの部屋で亡くなる」といったものですが、こういったもの以外でも、

  • 雨漏りがあった
  • シロアリ被害に遭った

といったものも実は告知事項に該当したりします。修復さえされていて、今、問題なければこれはぶっちゃけ気持ち的にも問題ないですよね。

一番よくある内容としては、「以前ここに住んでいた方がこの部屋で亡くなった」というものです。人が亡くなるにしても、それぞれストーリーがありますし、発見時の状況が異なります。

いくつか実際の例を出してみます。

「どれかに住め」といわれたら、アナタはどこに住みますでしょうか。

  1. 昨年の8月に病死。1週間後に発見
  2. 冬の時期に自殺。翌日に友人が発見
  3. 室内で銃により射殺(他殺)

この中で、値段が安くても避けた方が良さそうなのは③ですね。命の危険という実害が伴いそうだからです。「犯人は現場に戻る」のです(※事件内容によります)。

①なんかもちょっと身構えてしまうかもしれないですね。発見時の状況や、原状回復工事の内容はしっかり確認して、お部屋を密閉してニオイチェックも念入りに行いましょう。問題なければ、契約書にサインです。

②なんかは「自殺」と聞いて一瞬ギョッとするかもしれませんが、部屋に損傷などなければ特段問題はないかと思います。契約書にサインです。

「事故物件」の多くは気持ちの問題で解決します

こういう特殊なケースはさておき、多くの方がこういう意味での告知あり物件を避けるのは「気味が悪いから」というような単なる気持の問題ではないかと思います。

「恐怖」は人間に備わった仕方の無い機能

今の時代、お化けがいると思いますでしょうか?考えてみてください。

遥か昔、我々人類は

  • マンモスや狼に襲われる恐怖
  • 寒さに襲われる恐怖
  • 疫病に侵される恐怖

など、あらゆる生命の危機を脅かされるという「恐怖」を逃れるために言語を発展させ、科学を発展させ、今に至っています。「恐怖」という感情こそが人類を発展させてきました。

心霊現象というありもしないものを信じるのは、身に迫る「恐怖」が無くなり、我々の生活が豊かになった証拠なのです・・!

人は恐怖を愛している?人類が今日ここまで繁栄できた納得の理由

https://www.mag2.com/p/news/377959

人はあらゆるところで亡くなっている

あまり考えないことかもしれませんが人は毎日のように生まれ、そして亡くなっています。高齢化が進んでいることから、2019年の死亡数は戦後最大の137万6000人だそうです。

1日あたり約3,770人、1分あたり約2.6人のペースで今日もどこかで人がお亡くなりになっているのです。

過去にだって日本では至る所で人が失くなっています。あのおしゃれな街、表参道だって昔は第二次世界大戦の東京大空襲などで大量にお亡くなりになっています。ソース貼ろうと思ったのですが、自重します。

「告知物件は怖いからイヤ!」と言う人は、本来、表参道駅前の石灯篭なんかはとても近付けないはずなんですね・・。

 

「こういう歴史的なものは長い年月が経過しているから大丈夫」?

むしろ最近は事故物件に限らず、リノベーション技術は向上しているので、事故前よりもだいぶ室内の状態が良くなっているケースも多いです(もちろん物件によります)。

ただ単に「部屋で人が亡くなったから」という理由だけで、割安(かもしれない)物件を候補から除外してしまうのは、もったいないことです。

 

余談ですが、とはいえ、最近は平均年収の低下など不況の煽りを受け「事故物件でも構わない」という方も増えてきているので、事故物件であってもそこまで割安な家賃は望めなくなってきています。

皆さん少しずつ、「あれ、事故物件でも全然良いじゃん」と気づき始めているのかもしれませんね・・。

皆さまが素敵な物件に巡り合えることを祈念致します。

ABOUT ME
matsud0
1988年11月生まれ。保険会社システムエンジニア→収益不動産会社の営業。奥渋谷、六本木をメインに活動中。収益不動産情報をメルマガで配信中しています。