不動産

【悲報】スルガ銀行、シェアハウス借金を帳消しに。

11/20夜、突然こんなニュースが飛び込んできました。

 

スルガ銀行がシェアハウス(通称「かぼちゃの馬車」)向けの債権を第三者に売却するための入札手続きを始めたようです。シェアハウスオーナーが土地と建物を物納することで、借金の返済をチャラにするとのことです。

これはリアル徳政令でしょうか。恩赦なのでしょうか・・。

【徳政令(とくせいれい)日本の中世、鎌倉時代から室町時代にかけて、朝廷・幕府などが土倉などの債権者・金融業者に対して、債権放棄(債務免除)を命じた法令である。

恩赦(おんしゃ)】
裁判できまった刑罰を、特別な恩典によって許し、または軽くすること。内閣が決定し、天皇が認証する。

 

エビデンス偽装業者とシェアハウスオーナーの逆転勝利?

 

仮に土地建物を手放せば借金がチャラになるというと、、結果的にはシェアハウスオーナーは、保有期間分の”賃料収入はノーリスクで丸儲け”という事になってしまいます。

「精神的苦痛への慰謝料だ!」という事でチャラにされてしまうのか、その期間分の利息も含めてスルガ銀行へ譲渡すれば債務を解消・・という事にするのか。

今後起こってくる展開と懸念事項など、状況整理を兼ねてまとめてみました。

既に破産整理などしている人と不公平が生じる

今回の対応ですが、かぼちゃの馬車シェアハウスのサブリース賃料が振り込まれないという問題が明るみになってから約2年もの月日が経っています。

その間、家賃が入ってこない間も毎月何十万円もの返済を求められていたシェアハウスオーナーは自己破産をしたり、通常のワンルームアパートに切り替えるなど自身の力で再生を試みたり、最悪の場合には自殺者が出たり・・と、かなり悲惨なものでした。

それが今になって、「物件を手放したら借金はチャラ」などと言うのは、どういう事でしょうか・・。判断を下すにはあまりに遅すぎたし、そして、あまりに不平等と言わざるを得ません。

エビデンス改ざん業者も無罪放免?

 

このシェアハウスを紹介していた業者の中には、顧客の属性(エビデンス)改ざんに加担していた業者もいるという話です。

実際、自分は関わっていませんが、知り合いの業者さんには「新築シェアハウスを買いたい人を探してきてくれれば、正規仲介手数料を支払う。価格は1~2億円。属性は問わない。欲しい気持ちがあれば、ただ紹介してくれれば良い」などと、いう話が持ち掛けれられていました。

明らかにおかしな話なのですが、これに加担した業者も多くいたはず。直接エビデンスを改ざんしたのかは分かりませんが、こういった業者もおとがめなしという展開はいかがなものでしょうか。。

今後、不動産融資がさらに厳しくなる可能性も

更に良くないのは、こういったスルガ銀行が責任のすべてを負う形で終結させる事例を作ってしまうと、今後の不動産投資に対する融資条件もより厳しくなってくる可能性があります。

今後、別件で不動産経営につまづいたオーナーが「スルガ銀行のシェアハウス事件の時には返済をチャラにしてくれたけど、おたくは融資チャラにしてくれないの?」

・・といった展開が起こらないとも。さすがにこんなモンスターは現れないと思いますが、近からず遠からず。金融機関もより警戒感が高まる可能性が出てきます。

まとめ

速報ニュースなのでまだ詳細は分かりませんが、こんな訳の分からない対応で良いのでしょうか。今回の対応は、株式投資で言えば、損失を抱えても株を手放せば追証を払わなくても良いと言う話。ノーリスクハイリターン。こんな商品があれば全力ロングしたいものです。

そして疑問なのが、今回の対応発表のタイミング。株主に対して何かしら対応してますアピールをするならば決算前が普通ですが、なぜ決算発表後のこのタイミングでこんな発表をしたのでしょうか。

どういった経緯でこの決定が下ったのか。なぜこのタイミングなのか。今後の展開が注目です。

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matsud0
1988年11月生まれ。保険会社システムエンジニア→収益不動産会社の営業。奥渋谷、六本木をメインに活動中。収益不動産情報をメルマガで配信中しています。