不動産

【不動産×IT】不動産テックを解説します。

不動産業界は数ある業界の中でも最もITと縁遠いと言われてきました。自分はシステムエンジニアの世界から不動産業界へと移ってきたので、このカルチャーショックは大きかったです。

ただ、最近は少しずつこのアナログな不動産業界にもIT化の波が来ており、

  • 不動産の将来的な価格予測
  • 取引実例をもとにした不動産オンライン査定
  • オンライン重要事項説明(賃貸)
  • VRによる物件内見の疑似体験
  • 仲介人無しの物件内見

こういったサービスが登場しつつあります。

IT業界人と、不動産業界人は昔から相性が良くないようです。笑

こういったミクロなやり取りから、上記のサービスの様に業界全体に影響を与えていくような流れが見えます。

不動産テックとは?

そもそも「不動産テック」とは何でしょうか。

簡単にいうと不動産に関連する事業や業務にIT技術を取り入れて、新たな価値を生み出すことや、それを実現するための製品やサービスに使われる言葉です。

アメリカ発祥の「Real Estate Tech(リアルエステートテック)」という言葉を直訳して呼ばれるようになったようで、既存の不動産会社だけでなく、多くのベンチャー企業や投資家たちの関心を集めています。

2018年に設立された不動産テック協会では、定期的に不動産テック分野で活躍するプレイヤーの方々をまとめた「不動産テック カオスマップ」と言うものを載せています。

不動産テックカオスマップ 第4版【出典】一般社団法人不動産テック協会ホームページより(https://retechjapan.org/retech-map/

2016年6月から最新の2019年8月までの期間で5回ほど更新中。更新するたびにニューカマーがいるので、この辺りをしっかりウォッチしていけば、この業界のトレンドみたいなものがつかめてきます。

管理業務支援・仲介業務支援が伸びている

不動産テック カオスマップの第2版からの推移をまとめたグラフが以下のものになります。

全体的に少しずつ伸びているのが分かります。特に管理業務支援・仲介業務支援が伸びていますね。あくまでプレイヤーの増減数を表しているので、単純に成長しているとは言えませんが、勢いがあるのは間違いないです。

不動産のテック化に消極的な日本

海外が続々と不動産テックを展開していく中、日本は長らくこの分野をなおざりにしてきたようです。

左側のグラフでは、日本の不動産業界はITの分野への資本投入率がアメリカに比べて10分の1、労働生産性も4割弱という残念な状況。逆を言えばまだ伸びしろがあるともとれるわけですが、今後の展望はどうなるのでしょうか。

一般的な話としては、不動産を保有するような資産家や仲介業者は、比較的ITに疎い人たちが多数派を占めている状況なので、いきなり状況が一気に変わるという事は無いのかなと思われます。

しかし今後は少子化が進み、どんどん人が減っていきます。効率化と労働生産性を上げるためのテクノロジー導入が必須要件となってくると思われます。

ITの分野はグングン成長していっているので、その流れを不動産業界にも取り込んでいってもらいたい!その先の流れにも今後も注目です。

書籍紹介

以下は触れていませんが、少し前に一斉を風靡した仮想通貨にも用いられたブロックチェーンという技術を利用した不動産テックの今後を解説した本です。

現段階では、不動産市場の変化・価格想定と言った統計データの解析や、業務効率化と言ったサポートの役割での開発がメインですが、今後は不動産取引時の所有権の情報などもテクノロジーを駆使して大きく変わってくるのではないかなと思います。

今はまだ決済が終わったら司法書士が法務局へ行って登記手続きをして・・・などのアナログな作業が必要ですが、今後はもっとさくっと一瞬でより正確な所有権移転なども出来てくる気がします。

そうなるともっと不動産の取引も活性化してメルカリのような個人間売買なんかも出来るようになるかもしれないですね!とても楽しみです。

ABOUT ME
matsud0
1988年11月生まれ。保険会社システムエンジニア→収益不動産会社の営業。奥渋谷、六本木をメインに活動中。収益不動産情報をメルマガで配信中しています。