ビジネス

「不動産×IT(不動産テック)は浸透するのか」問題

IT業界(不動産業界外)の、不動産屋の印象

IT業界のスタートアップ系の方と、昔からの不動産業界の人間は相性が良くないようです。

これは割と前からある問題なのですが、不動産屋はかなりアナログな業界。

IT業界出身の自分から見ても、相当なアナログです。

業界に入って、FAXなんて十数年ぶりに使いましたね。。笑

 

他にもアナログな所は色々あるのですが、

IT業界からは、この不動産業界のアナログな所に対し、

不動産×IT(いわゆる”不動産テック”)で解決していこう!という、

「IT技術を駆使してアナログな不動産業界を変える!」という流れがよく起こります。

 

そして、すぐに打ち消えます。

このあたりの問題は難しく、また根深く、そう簡単に解決できるようなものではないな、と、自分自身、この業界に来て思いました。

不動産屋から見る不動産テック

皆さん結構手厳しい。

 

でも、「不動産テック!不動産テック!」という割に

IT技術の登場で劇的に進歩した技術って、実はほとんど無いらしいです。

 

昔と比べて劇的に改善した所はどこか?と聞かれたら、

地図の代わりにGoogleのナビが抜けて使えるようになって、道に迷わなくなった。

とか

ストリートビューで物件を見なくても大体の物件の位置や接道状況が分かるようになった。

路線価や謄本が検索できるようになった。

とか、その程度らしいです。

「不動産に限らず世の中、便利になったよね」の域を超えない。

不動産屋も実はテックを望んでいる

そもそも物事をシステム化するには、まず要件定義が必要となります。

要件定義 【requirements definition】

要件定義とは、システムやソフトウェアの開発において、実装すべき機能や満たすべき性能などのを明確にしていく作業のこと。実際の開発・実装作業を始める前に行う作業の一つである。

要件定義では、利用者がそのシステムで何がしたいのかを元に、それを実現するために実装しなければならない機能や、達成しなければならない性能などを開発者が検討して明確にしていく。一般的にこの段階では「何が」必要なのかを定義するに留め、それを「どのように」実現するかは後の工程で検討される。

この「利用者がそのシステムで何をしたいのか」が曖昧(あるいは間違った認識)なので、

不動産業界にITが浸透しないようです。

 

前述しましたが、この辺りは実際にやってみないと分かりません。

 

本気でITの力で不動産業界を変えてやる!!という心意気がある方は

一度、実際に不動産屋さんで働いてみるのが良いかもしれないですね。

自分の結論

これは連日最高気温を更新する日本でエアコンが導入されず、死者が出ていることに対するTweetですが、不動産業界にも通じるところがあります。

皆が不動産業界のアナログな今を変えようとしない限り、この状況は続きます。

 

それでも、不動産の売買をする人間は古い体質に慣れ切っていて、変えようとしない。

変えようとする流れを押しとどめようとしています。

一気に変わることは無いですが、徐々にこういった世代が交代していけば、不動産テックは進んでいくのではないか、と思います。

不動産テックでお勧めの本

↓ちなみに、不動産テックの話について面白い本があるので紹介。

ブロックチェーンを使い、正確な取引記録を残していく事で、健全な不動産取引を進めていきましょう!」という話が書かれています。

不動産は場合によっては、個人情報の塊ともいえるモノ。

一度書き込まれると絶対に消すことのできないブロックチェーンを活かしてどう不動産テックを進めていけば良いかガッツリ書いた本。難読ですが、楽しいです。

ABOUT ME
matsud0
セレブな街を中心に活動する不動産屋、兼、不動産投資家、兼、Uber Eats配達員、兼、株式投資家、兼、ブロガー。元々は数千人規模のシステムエンジニア。不動産ネタをメインにお金に関する記事を書いています。